キャンピングカーについて調べていた際に内装が全て木材で覆われているようなキャンピングカーを見たことはないでしょうか。
そんな車を眺めていて、ふとこのように思ったことはありませんか。
はてな
- これって木を貼る意味あるの?
- ウッド化することのメリットって何?
- なんでそんなにみんな木を貼りたがるの?
- これがみんなの憧れですか?
正直、ウッド化ってなぜするのかよくわからないですよね…
筆者の考えとしては見た目の温もりというか暖かさに惹かれる人が多いのではないかと思います。
実際に販売されているキャンピングカーはもちろんのこと、特に自作でキャンピングカーを製作している方々はウッド化を行っているケースが多いように感じます。
そこから考えるとやはり「みんなの憧れ」なんだと思います。
とはいえ外野からすると、「見た目以外にメリットはないのか?」と疑問に思われると思います。
そこで今回は天井のウッド化を自分で行った筆者が、ウッド化のメリット・デメリットを解説します!
あくまで筆者の個人的な意見になりますので、参考までにという感じで読んでいただけると嬉しいです。
こちらもCHECK
-
-
【徹底解説】穴あけ加工なしで車の天井をウッド化DIYする方法を解説!
車中泊で横になった際にふとこのように思ったことはないでしょうか。 ということで今回はこのような要望や問いに全てお答えします! はっきり言います。 車の天井のウッド化を自分で行うことは可能です! この記 ...
続きを見る
ウッド化のメリット
まず初めに筆者の考えるメリットを解説します。
このメリットがあったからこそ、筆者は天井のウッド化の導入を決めました。
そのメリットは以下になります。
- 見た目がおしゃれで温もりを感じる
- 木の匂いが感じられ、リラックス効果がある
- 他の装備を取り付けやすくなる
1つ1つ解説していきます。
見た目がおしゃれで温もりを感じる
何と言ってもこのメリットが一番大きいのではないでしょうか。
特にハイエースDXのような商用車をベースにしている場合、おしゃれとは程遠い内装になっていると思います。
それが天井や側面をウッド化するだけで、とてつもなくおしゃれになり、木の温もりまで感じられるようになります。
どんなデメリットがあろうとも、ウッド化してしまう一番の理由はこれですね。
この記事を読んでいる方の中にも内装が木目調のキャンピングカーに憧れを持っている方も多いのではないでしょうか。
筆者はセンスもなくおしゃれとは程遠い人間ですが、それでもウッド化がとんでもなくおしゃれであることくらいはわかります。
そのくらい見た目にインパクトが出るのがウッド化です。
木の匂いが感じられ、リラックス効果がある
木の温もりと少し被るかもしれませんが、木の匂いを感じることができ、リラックス効果があります。
例えばヒノキをウッド化の材料に選ぶことで、森林浴をしているしているような清涼感を車内で感じることができるようになります。
そんな車内であれば心がとても落ち着き、リラックスができますよね。
筆者と同じスギの木材であれば、以下のような効果もあるとされています。
- 血圧を低下させ、心拍数を低くする
- 安眠状態の時に脳内に現れるアルファ波が増加し、ぐっすり眠れる
- 免疫力がアップする
どこまで信憑性があるかはわかりませんが、様々な効果があり、身体に良い影響を与えます。
スギやヒノキは国産材で手に入りやすいのもいいですね!
他の装備を取り付けやすくなる
なんだかすごそうなメリットを2つ紹介してきましたが、実は筆者が一番メリットに感じているのはこちらになります。
木材を固定して取り付けることで、どこにでもビスが打てるようになります。
そうなると色々な装備を固定しやすくなるんですね。
例えば、筆者はかなり無理やりハンガーバーを取り付けていましたが、天井に直接ビス打ちし、スマートに固定することができるようになりました。
他にもちょっと高さのある棚を取り付けたり、天井の両サイドにちょっとした収納スペースを作ったりと色々なことができるようになります。
要は可能性が広がるんですね。
これが筆者にとっては一番のメリットで天井のウッド化を決断した大きな理由になります。
ウッド化のデメリット
もちろんメリットがあればデメリットも存在します。
具体的には以下2点が筆者の考えるデメリットです。
- 天井高が低くなる
- 車検に通しづらくなる
1つ1つ解説していきます。
天井高が低くなる
天井に厚みのある板を貼るわけですので、当然天井高がその分低くなります。
座るとちょうど天井に頭が当たるか当たらないかくらいの高さでベッドを設定していたりすると、ウッド化した瞬間頭がつっかえるようになります。
筆者はまさしくこれに該当し、ベッドを改修して頭が天井に当たらないように対応する必要がありました。
一応なんとなく予想はしており、ベッドを改修することで対応しましたが、簡単にはできない方も多いと思います。
その場合、こちらが大きなデメリットになってしまいます。
車検に通しづらくなる
もう一つ重大なデメリットがあります。
それは、車検に通しづらくなるということです。
というのもまずディーラーですが、純正以外の状態を嫌う傾向にあります。
そのため、内装が少しでも改造されていると受け付けてもらえないということがあるようです。
特にウッド化は大きく変更されているとみなされますので、受け付けてくれるディーラーのほうが少ないと思います。
これらはあくまでネットの情報にはなりますが、ディーラーや大手の車検サービスでは基本的に断られると思ったほうが良いと思います。
車検ができなくなるのはかなり困ると思いますので、大きすぎるデメリットですね。
ちなみに筆者がどのように車検をクリアしているかについては、今後記事にしようと思います。
(正直裏技というわけではないですが、最終手段一歩手前のような感じです。。。)
こちらもCHECK
-
-
【ちょっと待って】天井のウッド化を行う前に読んでほしい車検の話
自作でキャンピングカーをしている記事を読んだことのある方の中には以下のような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。 そんな方々に対して、つい先日ウッド化したマイカーの車検を通した筆者が、ウッド ...
続きを見る
まとめ
いかがだったでしょうか。
メリットよりもデメリットのほうが衝撃的だったかもしれないですね。
特に「車検が通しづらくなる」という点…
正直なところ筆者もこれを懸念してウッド化の施工をするのを躊躇していました。
車検を通す目処が立ったので、施工を行いましたが、実際に車検が通るまではかなり不安でした。
そんな大きなデメリットもありますが、憧れの装備であるのは間違いありません。
多くの犠牲を払ってでもウッド化したいという方が多いのが事実です。
一番の壁は車検だと思いますので、車検を通すことができる目処さえたてば憧れのウッド化DIYを行っても問題はないと思います。
ユーザー車検も一つの手として考えるのもありですね。
こんな感じで本日は以上になります。
他にもDIYやキャンピングカー製作の記事をたくさん配信していますので、よかったら見て行ってください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。