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【簡単解説】自作スライドフロアの仕組みを解説!ハイエース以外でも応用可能です。

スライドレール解説

自作キャンピングカー製作に挑戦している方々の中には、スライドフロアに興味を持っている方も多いのではないでしょうか。

筆者もその一人で、床張りが完了してすぐスライドフロアDIYを検討していたくらい早い段階から興味を持っていました。

これは余談ですが、ベッドに干渉しないスライドフロアにしたかったので、実際に作成したのはベッドがある程度完成してからになります。

床全体をスライドフロアにするのも1つの手ですし、筆者のように一部のみをスライドフロア化するのも良いと思います。

今回は筆者流にはなりますが、床の一部をスライドフロア化したパターンでのスライドフロアの仕組みを解説します。

以前も解説を行った記事を配信したのですが、その際は細かな部分を詳しく解説できなかったので、どのような仕組みになっているのかわかりにくい部分もあったと思います。

ちょうどスライドフロア周辺の掃除をしたついでに、いろいろな角度から写真を撮影してきましたので、今回はより詳しい解説ができると思います。

いろいろな人の記事を読んでもわからない部分、いわゆる痒いところに手が届くような記事にしますので、ぜひ最後まで読んでもらえると嬉しいです!

それでは解説していきます。

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基本的な構造

基本的な構造はスライドできる収納棚と似たような感じになります。

具体的にはスライドレールと呼ばれる、伸び縮みするパーツに床(フロア)を取り付けて、ものを乗せることができるようにしてあります。

この二つを組み合わせた状態がスライドフロアと呼ばれています。

スライドレールが伸び縮みするのを利用して、床をスライドさせるというのが基本構造ですね。

それぞれ少し詳しく解説します。

 

スライドレール

伸び縮みするだけという単純な動きしかできませんが、長さや耐荷重など実に様々な種類があります。

構造も食器棚などに使われている簡単に外せるものや、ある程度の長さで止めることのできるブレーキ機能付きのものなど多岐にわたります。

筆者が使用しているのは完全収納時、完全展開時、半分展開時の3か所で止まる構造になっているスライドレールです。

長さは1200mmのものを使用しています。

ちなみに600mmくらいであればかなり安く購入できますが、1200mmともなると桁が1つ変わってきます。

もっと長いものももちろんありますが、加速度的に価格も上がっていくので本当に自分に必要な長さをしっかり検討したうえで購入するようにしましょう。

後述しますが、フロア部分をスライドレールより長くすることも可能なので、思ったより短くても問題ないと思います。

 

フロア

フロア部分

スライドレールに取り付けることを前提としたフロア部分になります。

この部分に収納したいものを設置します。

奥に収納したものでも、床をスライドさせて手元付近に持ってくることができるので、容易に取り出すことができるというのが最大のメリットです。

筆者はただの床のように作成しましたが、ボックスのようにして揺れてもこぼれ落ちないように工夫したりといったことも可能です。

ロマンを追い求める方の中にはスライドフロアの上にさらにスライドフロアを設置するという使い方をしている方もいます。

展開型のキッチンをイメージすると想像しやすいかもしれません。

このフロア部分もいろいろと工夫できるのが楽しいポイントでもありますね(^^♪

 

各パーツの構造

先ほどはスライドレールとフロアを解説しました。

ここからはさらに細かく分けて解説していこうと思います。

実際に筆者が設置したスライドフロアの画像を用いて説明しますので、「設置する場合はこんな感じ」とイメージしながら読んでもらえると嬉しいです。

 

スライドレールの固定

スライドレールの固定

スライドレールと床の固定方法としては、L字のアングルを用いています。

まずL字アングルとスライドレールを固定し、その後床に取り付けるという方法を取っています。

画像を見ていただければ大体イメージが付くと思います。

これ自体はそんなに難しいことではないと思いますが、2つのスライドレールをなるべく精密に平行に並べる必要があります。

少しでもずれているとフロア部分を取り付けたときにスライドレールがスムーズに動かなくなってしまう可能性があります。

しっかりと計測をして平行に設置するようにしましょう。

 

スライドフロアベース

スライドフロアベース

フロアのベースはこれまたL字アングルで作成しました。

L字アングルを選んだ一番の理由は簡単に精度を出すことができるからですね。

自分で切断して組み立てると少なからずズレが出てしまいますが、L字アングルであれば、様々なサイズ展開があるため、最初からちょうどいいサイズを購入することでズレを防ぐことが可能です。

もちろんL字アングルである必要はないですが、自分で切らなくても使えるものを購入すると手間も少なくなりますし、精度も上がるのでおすすめです。

ちなみにL字アングルでの作り方としては単純に4つのアングルをボルトで組み合わせているだけの非常に簡単な構造になっています^^;

また、スライドレールへの取り付けですが、直接ボルトで取り付けるよりも、L字の金具を用いて、床にギリギリ当たらないくらいのところまで下げたほうが空間に無駄がなくなります。

ちょっと言葉では解説しづらいので、画像を参考にしてください。

 

スライドフロア

スライドフロア

実際のフロア部分というのか、スライドフロアベースに取り付ける床ですね。

筆者は同じ厚さの余った板を組み合わせて作りました。

床張りの時に使用したフロアマットが余っていたので、それを取り付けて床との一体感を増す工夫を取り入れています。

もちろん一枚の板で作成しても問題ありません。

フロアベースにきっちり収まるサイズにすると走行時の音なども発生しずらくなるので、ギリギリを攻めてみるのも面白いです。

 

全体のサイズ

サイズ感

最後にサイズ感をお伝えします。

  • フロア部分:1500mm x 400mm
  • スライドレールを含めたサイズ:1500mm x 500mm
  • スライドレールの長さ:1200mm

こんな感じです!

スライドする長さは1200mmですが、床部分は1500mmのサイズとなっています。

300mm程度であれば、目の前までスライドしてこなくても手を伸ばせば届くだろうなと考えてこのサイズにしています。

実際に何の問題もなく収納物を取り出すことができているのでこのサイズが完璧だと自負しています!

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まとめ

いかがだったでしょうか。

特に重要な細かい固定方法などに重点を置いて解説を行いました。

概要の記事だけだとどのように固定しているのかわかりづらく筆者が作成した際もいろいろと試行錯誤を行って取り付けを行ったので参考になるかと思います。

もちろん全く同じようにしないといけないということはないので、筆者の記事を参考に試行錯誤してもらえると嬉しいです。

特にスライドフロアの固定で床との空間を極限まで減らした工夫は我ながら良い感じだと思っています。

ベッド下という限られた空間を最大限まで広げることができ、通常だとギリギリ入らなかったものが工夫したことにより入ることになったので、大満足しています。

良ければ参考にしてみてください。

 

ということで今回の記事は以上になります。

この記事以外にもキャンピングカー製作やDIYについての記事を多数配信しています。

良かったら他の記事も読んでみてください。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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