ハイエースの購入を考えている方の中には以下のような疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
はてな
- 維持費がどのくらいかかるのかわからない
- 普通乗用車と維持費は違うの?
今回はそんなあなたに対して、ハイエースバンを所有している筆者が、実際に1年間でかかった維持費を公開します!
内訳についても細かく解説するので、ぜひ参考にしていただけると幸いです。
車の維持費についてあまり詳しくない方に対しても、わかりやすく解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
今回の記事の流れは以下になります。
維持費の種類
維持費とは
車の維持費を簡単に説明すると、その車に乗り続けるために必要な費用のことになります。
例えば、ガソリンや保険、メンテナンス費用などが車の維持費になります。
大きく分けると以下のように分類することができます。
- 車を動かすための費用
- 税金
- 保険
- メンテンス費用
それぞれについて簡単に解説しますね。
車を動かすための費用
ガソリン代や駐車場代がこちらにあたります。
最近のハイエースのディーゼルモデルだとアドブルーと呼ばれる尿素水も必要となります。
駐車場代については家の敷地内に駐車が可能であれば、不要となる方もいるかと思います。
ガソリンはご存知の通り、車を動かすために必須の燃料となるため、必ず必要な費用となります。
※電気自動車や燃料電池車は除く
アドブルーはクリーンディーゼル車を所有する場合必要となります。
税金
車を所有するだけでかかる税金になります。
具体的には自動車税と自動車重量税と呼ばれる税金が必要です。
自動車税は4月1日時点で車の所有者にかかる税金になります。
乗用車だと排気量によって金額が変わってきますが、ハイエースバンの場合は貨物登録となるため、排気量+積載量によって決まってきます。
自動車重量税は車検の際に合わせて支払うことが一般的な税金です。
基本的は車両重量によって金額が決まります。また、新車登録からの年数やエコカー減税によっても金額が変わります。
保険
保険は自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)と任意保険があります。
自賠責保険は加入義務があるため、必ず必要な費用となります。
任意保険はその名の通り、任意加入の保険となりますが、自賠責保険のみでは保証が限られるため、ほとんどの方が加入する保険となります。
整備・メンテナンス費用
車検や消耗品の交換がこちらにあたります。
ハイエースバンの場合は毎年車検が必要となります。その分、自動車税や自動車重量税が優遇されています。
消耗品というのはエンジンオイルやオイルフィルター、カーバッテリーなどが該当します。車の部品は約3万点あると言われていて、よほどのことがないと交換しない部品もありますが、定期的に交換が必要な部品もたくさんあります。
以上が主な維持費の簡単な説明になります。
ここからは筆者が実際にかかった費用の内訳を説明していきます。
筆者の所有するハイエースのスペック
なぜスペックの説明が必要なのか
維持費の前にスペックのご紹介をします。というのもスペックによって税金の金額が変動するからです。
例えば自動車重量税についてですが、4ナンバーのガソリンモデルのDXですと、12,300円となります。
それがディーゼルモデルでは16,400円となります。
※年数やエコカー減税の対象なのかによっても変わります。
筆者の所有するハイエース
今回は費用が変わる可能性のある部分のスペックを以下に記載します。
- ハイエースDX
- 6人乗り
- 4WD
- ロング・標準ボディ・標準ルーフ
- ディーゼルエンジン
- 排気量3.0L
- 初年度登録年月:平成23年2月
- 自動車の種別・用途:小型貨物
- 最大積載量1,000kg
- 車両総重量3,145kg
標準サイズのディーゼルエンジンのハイエースバンになります。
現行のディーゼルモデルではないためアドブルーは不要のタイプになります。
これから維持費の内訳を解説していきます。
1年間でかかった維持費
車を動かすための費用
筆者のハイエースで必要な費用は駐車場代とガソリン代になります。
クリーンディーゼル車ではないため、アドブルーは必要ありません。
- 駐車場代
66,000円(5,500円/月)
都会ではないので、このくらいになります。
駐車場代は住む場所によって大きく変動する費用となります。
気になる方は一度自分の地域の相場を調べてみてください。 - ガソリン代
60,000円
私は年間で5,000kmくらい走行します。
燃費が10km/1L程度のため、500Lのガソリンが必要となる計算です。
軽油のため、120円/1L x 500で計算した結果、60,000円となりました。
ガソリン相場によって変動するため、あくまで概算となります。
税金
スペックによって税金の費用は変動します。
あくまで筆者のハイエースの費用となりますが、以下の費用がかかりました。
- 自動車税
16,000円
4人乗り以上、車両重量1,000kg以下、排気量1.5L以上、エコカー減税対象外の条件で費用を計算すると上記の金額となります。 - 自動車重量税
16,400円
車両総重量が3,001kg〜4000kg、経過年数は12年以内、エコカー減税対象外の条件で費用を計算すると上記の金額となります。
ちなみに今年が13年目になるので、費用が上がります…(1.15倍になります。)
保険
私は自賠責保険に加え任意保険も加入しています。その費用は以下となります。
- 自動車損賠賠償責任保険(自賠責保険)
14,280円
最近少し安くなりました。
小型貨物自動車として登録している場合、毎年納めることになるので12ヶ月分の費用となります。 - 任意保険
89,780円
等級もそこまで高くないという点と車両保険をかけているため、この金額となっています。
ここは保険会社やプランによっても変動してくる部分になると思います。
整備・メンテナンス費用
小型貨物登録の場合、車検は毎年受ける必要があります。そのため、車検の費用も毎年かかることになります。
- 車検
37,600円
車検としてのみの費用が上記となります。
自賠責保険や自動車重量税、部品やエンジンオイルの交換などは含んでいません。
参考までに全てを含んだ金額で支払った額は82,320円でした。 - メンテナンス費用
12,300円
奇跡的に車検で不備のある部分が見つからなかったため、エンジンオイルとエレメントの交換のみで済みました。
ただ、エンジンオイルについては本当は半年に1回程度交換した方がいいのですが、この年は1度しか交換していません。(年に2回推奨です)
また、そのほかにもワイパーの交換や撥水コーティングのためにガラコを購入したりしたのでその費用を計上している形となります。
今後タイヤの交換などがあるともっと費用が増えると思います。
費用の合計
それでは今までの費用の合計を計算します。
- 駐車場代:66,000円
- ガソリン代:60,000円
- 自動車税:16,000円
- 自動車重量税:16,400円
- 自動車損害賠償保険:14,280円
- 任意保険:89,780円
- 車検:37,600円
- メンテナンス費用:12,300円
上記の合計が…
312,360円
となります!
あくまで1年間で実際にかかった費用となります。
場合によってはもっとかかる年もあると思いますし、もっと安くなる年もあると思います。
参考までにといった形でお願いします。
まとめ
今回はハイエースの維持費について解説しました!
車の購入費用について気にする方は多いと思いますが、維持費までしっかり計算してみた方は少ないのではないでしょうか。
今回の話をまとめると、車の維持費としては主に以下が発生します。
ポイント
- 車を動かすための費用
- 税金
- 保険
- 整備・メンテナンス費用
そして実際に私が1年間でかかった費用は312,360円でした。
1ヶ月ごとの費用として計算すると約26,000円になります。
計算に使用した1年間では必要となかった費用が必要となる年もあると思います。
正確な維持費を出すのはなかなか難しいですが、少しでも参考になれば幸いです。
今回の記事以外にもキャンピングカー製作の過程や知識、実体験などの記事をたくさん作成していく予定です。
もし良かったら他の記事も見てみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!