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【徹底解説】穴あけ加工なしで車の天井をウッド化DIYする方法を解説!

ウッド化した車内

車中泊で横になった際にふとこのように思ったことはないでしょうか。

ふとこう思った

  • う〜ん、車だなぁ(車に乗っているので当然ですが。。。)
  • この天井では心が休まらない!
  • おしゃれな天井にしたい!
  • 天井をウッド化するのって業者に頼まないとできないのかな?
  • 自分でウッド化することは難しい?

ということで今回はこのような要望や問いに全てお答えします!

はっきり言います。

車の天井のウッド化を自分で行うことは可能です!

この記事を執筆している筆者も自分の車であるハイエースの天井のウッド化を自分で施工しました。

今回はウッド化DIYの方法はもちろんのこと、成功させるため、失敗しないための重要なポイントを徹底的に解説します。

ポイントをしっかりと抑えることで、誰でも比較的簡単にウッド化を行うことができますので、ぜひ最後まで読んでいってください。

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必要な材料と道具

羽目板

ウッド化に必要な材料や道具を簡単に説明します。

詳しくは以下の記事に記載していますので、気になる方はご覧ください。

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木材

木材は二種類必要になります。

ウッド化のメインとなる羽目板と羽目板を取り付ける土台用の木材が必要になります。

 

土台

土台

土台は羽目板を取り付けられる強度があれば何でも大丈夫です。

筆者は厚さ15mmのアカシア集成材を採用しました。

材の長さはお車の幅に合わせて調整してください。

筆者のハイエースでは140mm弱程度が必要でした。

 

羽目板

選んだ羽目板

羽目板はお好きなものを選んでもらえればいいですが、長さに注意してください。

特にハイエースやミニバンなどはかなりの長さが必要になります。

もちろん短い羽目板を組み合わせて取り付けることもできますが、1枚で貼ったほうが仕上がりが綺麗になると思います。

ちなみに筆者のハイエースでは1枚で貼るためには2700mm程度が必要だったので、3000mmの羽目板を探していましたが、なかなか種類が少なく見つけるのに苦戦しました。

厚みもなるべく薄いほうが車内空間を確保でき、材の重さも抑えられるので、そういった材は本当に選択肢が限られてしまいました。

アマゾンよりも楽天やYahooショッピングのほうが選択肢がたくさんあります。

(筆者が選択した材は販売終了になってしまいました。)


ちなみにハイエースの場合は12枚使用しました。(3000mmx110mmx9mm)

 

ワトコオイル(塗料)

塗装グッズ

こちらは必要な方のみ用意してください。

筆者はワトコオイルで塗装を行いましたが、他の塗料を使用しても問題ありません。

車内の色を統一している方などは同じ色で塗っていただければ大丈夫です。

もちろん無塗装を貫いている方はそれでもかまいません。

筆者は今回始めてワトコオイルを使いましたが、非常に良かったのでおすすめです!

 

金具・ビス

金具

ボルトとターンナット

お車によって必要な金具と言うか、道具が変わってきます。

筆者のハイエースの場合ですと、土台の木材を取り付ける車の骨組みのような場所に穴が空いていますので、そちらを有効活用します。

そのためにターンナットという特別な金具を使用します。


筆者は35mmのボルトをメインに使用しましたが、ギリギリだったので40mmにしたほうが良いと思います。

ちなみに穴が空いていない場合は針金や結束バンドなどで取り付けることになります。

 

ビス

羽目板の固定

ビスは羽目板を土台を取り付けられれば何でもOKです。

注意点としては長すぎないビスにしてください。

貫通してしまうとお車を傷つける原因となってしまうため、貫通しない程度の長さを選択するようにしてください。

 

道具

電動工具としては「丸のこ」と「インパクトドライバー」を用意しましょう。


 土台、羽目板ともに切断をするためには丸のこがあったほうが良いです。

インパクトは気力と体力があればなくても問題ないですが、あるのとないのとで雲泥の差があるので、基本的には必須の工具になります。

あとは材を切ったあとの面取りのために「紙やすり」があると良いと思います。

 

事前準備

断熱

ウッド化作業前の事前準備としては主に以下の2点が挙げられます。

  • 天井を剥がす
  • 防音・断熱

一つ一つ簡単に解説していきます。

 

天井を剥がす

剥がした天井

ウッド化をするためには天井を剥がす必要があります。

一旦天井の鉄板をむき出しの状態にするわけですね。

お車によってそれぞれ天井の剥がし方は異なりますので、お持ちの車の剥がし方を調べてみてください。

ちなみにハイエースDXについては以下記事にて剥がし方を解説しています。

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防音・断熱

防音と断熱

可能であればウッド化の前に天井の防音・断熱処理を行っておいたほうが良いです。

というのも一度天井のウッド化を行ってしまうと取り外すのが結構大変になります。

なので、防音断熱は後からやればいいやという考えだと痛い目を見ます。

もう絶対にやることはないという方でしたら問題ありませんが、少しでも興味がある場合、この機会に一緒に施工をしてしまいましょう。

防音断熱については以下の記事にて説明していますので、良かったら読んでみてください。

断熱処理
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作業手順と方法

作業の手順としては以下になります。

  1. 土台木材の加工
  2. 土台の取り付け
  3. 羽目板の加工
  4. 羽目板の塗装
  5. 羽目板の取り付け

※天井はがし、防音断熱は施工済みの想定です。

それではこれらを一つ一つ解説していきます。

 

土台木材の加工

土台の作成風景

まず初めに土台木材の加工を行います。

お車の幅に合わせて木材の長さを丸のこを用いて調整します。

筆者のように1枚の板から作成する場合、50mm程度の幅に木材をカットすることも必要です。

※最初から幅が50mm前後の角材を選ばれた方は幅の調整は不要になります。

木材をカットした後は紙やすりなどで面取りをすることを忘れないようにしましょう。

 

土台の取り付け

土台の取り付け

天井のウッド化を穴あけ加工無しで行う場合はこの土台の取り付けが最も重要になります。

とはいっても穴をあけることなく土台が取り付けられれば問題ありません。

筆者の場合(ハイエースDX)は骨組みに元から穴が空いていましたので、道具の章で紹介したターンナットとボルトを使用して取り付けました。

もし穴が空いていない場合は太めの結束バンドなどを多用することで強度を担保したまま、土台の取り付けが可能だと思います。

ターンナットと結束バンド、どちらの場合も羽目板を取り付ける際のビス打ちに気をつけてください。

土台の固定具と同じ箇所にビスを打たないようにすることが大切です。

ちなみに土台は車の骨組み全てに取り付けることを推奨します。

とはいっても骨組みの形状が全て同じとは限らず、取り付けが難しい部分もあると思いますので、可能な限り多くという形になります。

あまりに土台が少ないと天井が歪んだりしますので、基本的には全て取り付ける、どうしても取り付けが難しい場合はそこだけは除く、くらいの気持ちがいいと思います。

 

羽目板の加工

羽目板

ここでの加工のメインは羽目板の長さ調整になります。

お車の天井の長さに合わせて羽目板を丸のこを用いて切断します。

他にもルームランプを天井で覆ってしまわないように穴を開けたり、左右の最後の1枚の端の幅調整もありますが、それらは取り付けをしながら行ったほうが失敗が少ないため、この手順ではスルーして問題ありません。

 

羽目板の塗装

塗装後の羽目板

必要な方のみが行う作業になります。

ワトコオイルなどの塗料を用いて羽目板に塗装を行う方は取り付けまでに行ってください。

ちなみにこの手順はもっと前に行っておいても大丈夫です。

筆者はこのタイミングで行いましたが、塗って乾かすのにはある程度時間がかかりますので、土台の加工前に行っても問題ないです。

 

羽目板の取り付け

ここまで準備が整ったら羽目板の取り付けです。

 

1枚目の取り付けは要注意

羽目板取り付けの注意点

1枚目の取り付けが最も重要になりますので、しっかりとまっすぐ取り付けられているかを何度も確認して取り付けを行ってください。

1枚目がズレているとその後の全ての取り付けがズレてきます。

後は羽目板なので、溝に狂いが無いように木材同士をはめ込んで土台にビス打ちしていきます。

取り付けた土台全てにビス打ちをするようにしてください。

筆者は土台1つに対してビスを2本取り付けました。

 

ルームランプ

ルームランプ用の穴

1枚目は必ずルームランプとは関係のない場所に取り付けを行いましょう。

その後、ルームランプと被る部分の処理ですが、実際に木材を当てて墨付けすることをおすすめします。

計測して墨付けを行うことがだめではないのですが、車の天井が真っ直ぐであるとは限りません。

むしろ少し湾曲していると思います。

そうなると計測と若干ズレてきたりするんですよね。

なので、木材を実際に当てて墨付けをしたほうが正確になると考えています。

墨付けが完了したらその部分をカットして他と同じように取付けを行えば大丈夫です!

 

左右の端

端の処理

羽目板の取り付けで最難関の部分になります。

左右の最後の1枚の取り付けですね。

ここだけは幅を計測して木材をカットし、微調整しながら取り付けを行う必要があります。

木材同士をはめ込むという性質上、端から10mm程度は隙間を作るようにしてください。

この隙間が気になる方は取り付け後に別木材を使って端の処理を行います。

家の天井を見てもらえればわかると思いますが、端っこは必ず別の木材を使用して処理がされていると思います。

 

取り付けの話に戻ります。

コツとしては2枚ないし3枚の羽目板を一気に取り付けると取り付けが楽です。

というのも最後の1枚のみを残してほかをガチガチに固定しているとまず間違いなく最後の1枚の取り付けはできません。(筆者もできませんでした)

なので、2枚を一気に取り付けるのと合わせて、付近の羽目板のビスも少し緩めてからはめると簡単にはめることができます。

 

以上が作業手順と方法になります。

何か疑問点などあればコメントにて気軽にご質問ください。

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まとめ

いかがだったでしょうか。

簡単かと言われればそうではないと思いますが、なんとなく作り方はイメージできたのではないでしょうか。

全く知らない状態と比べれば、できそうと感じられたと思います。

やはりDIYは作業方法を知る・理解することが最も重要となってきますので、まずは知ることが大切になります。

ということで今回のポイントをまとめます。

ポイント

  • ウッド化を自分で行うことは可能!
  • 羽目板はもちろんのこと、土台の木材の用意も必要
  • 穴あけ可能なしの場合、土台の取り付けを工夫する必要あり
  • ウッド化作業の前に防音・断熱処理を行っておいた方が良い
  • 羽目板の取り付けは1枚目が最も重要
  • 左右の端も工夫をすることですんなり取り付けが可能

こんなところでしょうか。

しっかりとポイントを抑えてぜひ天井のウッド化にチャレンジしてみてください!

 

今回の記事は以上になります。

天井のウッド化についてはもちろんのこと、他にもDIYに関する様々な記事を配信しています。

良かったら他の記事も読んでみてください。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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