DIYに少し慣れてくると以下のようなことを思うこともあるのではないでしょうか。
やりたいこと
- 完全オリジナルの家具を作ってみたい!
- ちょっと凝ったものを作りたい!
- そのうえで実用的なものを作りたい!
などなど、やりたいことが増えてきますよね。
そこでDIYにある程度慣れてきた方におすすめできる折りたたみ式テーブルをご紹介します!
筆者がどのようなテーブルを作ったかについては以下の記事で解説しています。
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今回はその製作編ということで作り方を解説します!
完全オリジナルという要望には答えられないかもしれませんが、このテーブルは各々がサイズや構造をある程度アレンジできるような仕様になっています。
一度記事を読んでもらって自分にあった形で作り変えてもらえると嬉しいです!
もちろん実用性もものすごくあるテーブルになっているので、作っただけで使わないといったことにもならないと思います。
それでは解説していきます。
テーブルの構造
詳しい解説については先ほど紹介した記事にて解説していますが、ここではざっくりとテーブルの構造を解説します。
ある程度分かればいいという方は、この章を読むだけで十分だと思います。
折りたたみ式
折りたたんでコンパクトに収納が可能なテーブルとなっています。
足だけ折りたためるというタイプのテーブルもあると思いますが、今回作成したテーブルは天板ごと折りたたむことができ、長方形のボックスのような形になります。
こうすることで、どこでも収納しやすくスペースを無駄にしません。
机の収納って意外と場所に困ったりするので、これは便利なのではないでしょうか。
ちなみに縦横どちらでも置いて収納することができます。
内部収納
天板ごと折りたたむ仕様としたのにはもう一つ理由があって、それは内部に収納を用意したかったからになります。
具体的には筆者が所有するステンレス製のピザ窯を中に収納したく、このような仕様としました。
ピザ窯はできれば室内に収納したかったのですが、すすもすごいので、適当に置いてしまうと部屋が汚れてしまうという問題がありました。
そこで、ピザ窯用の収納ボックスを作ろうとしたのがきっかけになります。
ボックスだけではもったいないので、足も付けてテーブルにしてしまおうといった感じですね。
ちょうどピザ窯用のテーブルもなかったので、気になっていた点を一気に2つとも解消してしまうテーブルになりました。
作り方
ここからは作り方の解説をしていきます。
最初に言っておきますと、お手軽や簡単なDIYではありません。
とはいっても高難度というわけでもなく、作り方を知っていれば誰でも作れると思います。
DIY初心者でも作成できるようになるべく詳しく解説しますので、ぜひ最後まで読んでもらえると嬉しいです!
設計
今回はざっくりですが、設計書を作ってみました。
設計書を作った理由としては、ピザ窯という収納するものが決まっていたので、それに合わせて作り込む必要があったというのが大きいです。
筆者はあまり設計書を作るタイプではないのですが、作れるなら絶対に作ったほうが良いと思います。
頭の中だけで考えて作るのは、よほどの天才ではない限り無駄が発生するのであまりおすすめできません。
筆者のように無駄が発生してもあまり気にせず、それよりも早く作業に着手したいタイプの方は頭で考えるだけでも良いと思います。
そんなタイプの筆者でも今回はしっかり作り込みたかったので設計書を作りました。
ピザ窯が入らないってなるとけっこう大変ですからね。
内部のサイズをしっかりと考え、合板の厚みを計算して作成しました。
結果、
ピザ窯は入りませんでした(ToT)
1mm,2mmというレベルですが、引っかかって入りませんでした。
ギリギリのサイズで作成してしまったので、いざ入れてみたら入らなかったというオチです。
皆さんは必ず余裕を持ったサイズで作るようにしましょう!
カット
設計書から失敗してしまっていたわけですが、次の作業としてはカットとなります。
これも合板のサイズを紙に書いて、どう切り出すかを事前に書いておくと材料の無駄が少なく済みます。
これを怠ると材料が足りなくなってしまったり、余ってしまったりして困ることもあります。
あとは材料を購入し、墨付けをして切るだけになります。
カットには丸ノコをを使用すると正確に真っ直ぐ切ることができます。
ジグソーや手ノコでも問題はないですが、よほど上手に切らないと曲がってしまったりするので注意しましょう。
組み立て
材料のカットが完了したら組み立てです。
組み立てにはコーナークランプを使用すると正確に組み立てられるので、持っていない方は購入することをおすすめします。
また、穴あけとビス打ちにはインパクトドライバーを使用します。
手で行っても問題ないですが、けっこう大変なのでこちらも持っていない方は購入することをおすすめします。
この2つの道具があればすぐに組み立てを行うことが可能です。
注意点としては焦らず下穴をしっかり開けてからビス打ちをすることですかね。
下穴がないと木材が割れる原因になるので注意しましょう。
あとこの時点では完全には組み立てないことをおすすめします。
全部でき上がってから問題が発覚し、修正するとなると解体にも時間がかかるので、サイズ感など確認できるレベルで留めておいたほうが良いです。
収納スペース確認
ここで一旦収納スペースを確認しましょう。
完全に固定する前に行っておかないと後から苦労する原因にもなります。
特に初心者の方は一気に完成まで持っていくのではなく、こまめに問題がないか確認をし、少しずつ組み立てていくことをおすすめします。
ちなみに筆者はここで収納スペースに問題があることが発覚し、修正を余儀なくされました。
慣れていてもこういったことが起こることがあるので、慎重に進めるほうが絶対にいいと思います。
調整
収納スペースの確認で問題などあれば調整を行います。
サイズが足りなければ大きくしたり、過剰に大きすぎる場合は小さくしたりですね。
大きい方はまだ良いですが、小さい場合は収納を予定していたものが入らなくなってしまうので大変です。
足りない部分に木材を挟むなどして、調整を行い、サイズを大きくしましょう。
この際、なるべく修正したことがわかりにくくできると良いと思います!
同じ木材を使用したり、木目を合わせたりすることで目立ちにくくなります。
組み立て
最終の組み立てになります。
今回のテーブルでいうと蝶番の取り付けや足の部分の作成になります。
足の取り付けは無限の方法がありますが、今回は差し込んで足を取り付けるタイプにしました。
ちょうど余っていた30-30のアルミフレームを使用したかったというのが大きいです。
これをいかに簡単に取り付けることができ、外すのも楽にするかを考えた結果、差すだけのタイプが一番いいという結論になりました。
画像のような仕組みですね。
この方法の欠点は全く固定していないので簡単に抜けてしまうということです。
普通に使用しているときは問題ないですが、差した後のひっくり返す際や片付ける際にちょっとだけ不便です。
ここがこれからの改善ポイントになるかなと思っています。
細かいパーツなどの取り付け
最後に細かいパーツの取り付けを行います。
このテーブルで言うところの取っ手と滑るシートの取り付けですね。
ここまで完了すれば、折りたたみ式テーブルの完成です!
何と言っても設計が一番肝心な部分になるので、しっかりと考えて作成するようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は折りたたみ式テーブル兼、収納が可能なボックスの作り方について解説しました。
最も重要なのは設計で、次に正確なカット/組み立てです。
設計は頭なので考えるしかないですが、カットや組み立ては道具を使用することで、経験値をある程度カバーすることができるので、積極的に採用することをおすすめします。
せっかくDIYで作るので良いものを作りたいですよね!
使用方法を間違えなければ安全に使用ができるので、検討してみてください。
ということで今回は以上になります。
他にもDIYやキャンピングカー製作など様々な記事を配信しています。
良かったら他の記事も読んでみてください。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!