ハイエースやミニバンなどで長物を収納することを考えた際に真っ先に思い浮かぶのが、天井に設置するバーではないでしょうか。
釣り竿であったり、スノーボード、サーフボードなどを天井に載せることができるようになる例のアレです。
とても便利に見えるハンガーバーですが、検討している皆様の中には以下のように不安や疑問に思うこともあるのではないでしょうか。
はてな
- ハンガーバーってどうやって付けるの?
- ハイエースDXに対応した既製品がないんだけど…
- このバーって常設になっちゃうのかな?
- 必要なときだけ展開できるようにしたい!
今回はそんな疑問にお答えしていきます!
一般的なハンガーバーの取り付け方法からマイナーな方法まで、幅広く解説をしたあとで筆者の作成した格納可能なハンガーバーをご紹介します。
読みやすく実践しやすい記事にしますので、是非参考にしてみてください!
ハンガーバーの取り付け方法
ハンガーバーを取り付ける場合、いちばん簡単なのは「既製品を購入する」ことです。
昨今の車中泊ブームなどで、様々な車種に対応した製品が販売されています。
ただし、これには大きな注意点があります。
筆者は所有している車がハイエースなので、ハイエース視点での話とはなりますが、グレードによっては取付不可の場合があります。
具体的にはハイエースDXに対応した製品というのはほとんど存在しないのが現状です。
そういった場合、どうするのか?
筆者は以下の2つの選択肢があると思っています。
- 工夫して取り付ける
- ウッド化(板張り)して取り付ける
筆者は両方とも経験していますので、そちらを踏まえて解説します。
既製品を購入する
先ほどもご紹介しましたが、既製品は車種によって対応していないものも存在します。
例えば以下の商品をご覧ください
楽天やYahooショッピングのリンクでは適合表が載っており、ハイエースDXには装着不可と書かれています。
Amazonの場合は小さく「スーパーGL」と記載があり、DXについては適合していないと読み取ることができます。
このように既製品を購入する場合は適合していない場合がありますので、注意が必要です。
ただし、適合していれば簡単に取り付けを行うことができますので、自作にこだわりのない方にはおすすめできます。
工夫して取り付ける
簡単にハイエースDXに工夫して取り付ける方法を紹介します。
詳しくは以下の記事にて解説していますので、よかったら読んでみてください。
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簡単に言うと以下のような手順になります。
- 天井を外して骨組みをむき出しにする
- その骨組みに金具を固定する
- 金具が外に出るように天井を戻す
- 外に出した金具にバーを固定する
こんな感じでバーの取り付けが可能です。
天井のウッド化(板張り)を行う予定のない方はこちらでの対応になると思います。
ウッド化を行っていれば、もっと簡単に取り付けができるので、そちらをおすすめします。
ウッド化(板張り)して取り付ける
ということでここからはウッド化をして取り付ける方法を説明します。
説明と言っても本当に簡単で単純です。
天井を固定するのに使用した骨組みに直接金具を固定して、バーを取り付けるという方法です。
ウッド化をしていればめちゃくちゃ簡単ですね。
そのウッド化が大変ではありますが。。。
ウッド化の方法については以下の記事にて解説していますので、よかったら読んでみてください。
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筆者が作成したハンガーバー
ここからはウッド化後にはなりますが、筆者の作成したハンガーバーを解説します。
既製品よりスリムで、使用しない場合は収納までできてしまう優れものなので、よかったら参考にしてもらえると嬉しいです!
収納が可能
これが一番のポイントになります。
ハンガーバーを取り付けるとよくあるのが、荷物の積み込みの際などにバーに頭を打ったりして、邪魔に感じることがあります。
収納が可能であればこういった懸念点を払拭することが可能です。
画像のような感じでハンガーバーを折りたたんで収納することができるように対応しました。
天井側は特に工夫していませんが、ハンガーバーを取り付けることを前提にして、その部分をくり抜いておくことでもっときれいに収納ができるようになります。
挑戦してみてもいいかもしれないですね。
細身
続いてのポイントは既製品に比べて細くてスリムです。
というのも既製品はおそらくある程度の強度を担保しないといけないため、あのような太さになっていると思いますが、自分で作成する場合は載せるものの重さ次第で細いバーを採用することも可能です。
例えば釣り竿以外載せることはないという方であれば、筆者のバーよりも更に細くすることが可能です。
とてつもなく重い竿やリールを持っていくという方は別ですが、一般的な釣りユーザーであればそこまで重たい装備はないと思いますので、細身のバーでも大丈夫だと思います。
必要に応じて自分用にアレンジできるのがDIYのいいところですね。
ちなみに筆者はサーフボードを載せるので今の太さ(18mmだったかな)のステンレスバーを選びました。
高さ変更が可能
これは既製品でも対応しているものもありますが、筆者のハンガーバーも高さの調整が可能です。
具体的には取り付けを行う際の金具の長さを変更することで高さの調整が可能です。
載せるものによって高さを変えられると非常に便利に感じますよね。
と思う方は多いですが、実際には載せるものって大体毎回同じなので、実は高さの調整はそこまでメリットではないです。
少なくとも筆者は一度取り付けた高さを変更したことはないです。
とはいえそういったニーズもあると思いますので、こちらに載せてみました。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
ハンガーバーは付いていると便利ですが、場合によっては邪魔になってしまうこともあります。
そういった際に収納ができるようになっていれば、便利なハンガーバーが更に便利なものへと昇華します。
既製品は簡単に取り付けることができて便利ですが、自分でそういったアレンジを加えながら作成するのもDIYの醍醐味になります。
DIY好きの方はぜひ挑戦してもらえると嬉しいです!
というところで本日の記事は以上になります。
今回の記事以外にもDIYについてやキャンピングカー製作について記事を多数配信しています。
興味のある方は他の記事も読んでみてください。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!