今回は隙間に洗濯機横の隙間にすっぽりとおさまる収納棚の製作について解説します!
前回は設計編として解説をしましたので、もしまだご覧になられていない方は下記記事を先に読んでもらえると嬉しいです。
※製作編だけ読む形でも大丈夫なような記事にするつもりですので、無理に読まなくても大丈夫です!
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ということで今回は製作編になります。
作っていく上でこの棚の製作を依頼してくださった方からの要望もいくつか頂戴し、設計を変更しつつ作業を行いました。
変更点や変更の意図などについても詳しく解説をしながら進めていきますので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!
用意した材料
今回用意した材料は以下になります!
※量や大きさについては作る棚によって変わってきますので、この記事を参考に棚を作るという方は各自調整してもらえると嬉しいです。
- 合板(1800x900x11)を4枚
- スライドレール
- 補強用金具
- 取手
- 鬼目ナット(15mm、M6)とボルト(20mm、M6)
- ビス
1つ1つ簡単に解説していきますね
合板(1800x900x11)
この厚みの合板は正直言うと大きな棚の材料としては適していません。
※小さな棚であれば大丈夫だと思います!(収納するものの重量にもよりますが。。。)
それでも筆者がこちらを選んだ理由としては厚みが薄く、価格が比較的安価だからです。
まず、厚みですが、なるべく薄いほうが、収納に使える空間が広くなり、結果的に多くのものを収納できる収納棚になります。
コンセプトとしては「隙間にすっぽり」なので、ここは譲れませんでした。
ただし、あまりに薄すぎると強度の問題がでるため、妥協できる範囲として11mmの合板を選択しました。
それでも正直ちゃんとした強度が担保されているか微妙で、意図的に揺らせばぐらつくので棚の材料としては適していないと判断しています。
価格についてはこれよりも薄くて強度のある材料はお金を出せば見つかると思いますが、簡単に手に入りかつ合板としても安価であるためこちらを選択しました。
(ウッドショックつらい。。。)
スライドレール
奥行きが700mmで設計していますので、スライドレールは600mmを選択しました。
ベアリング入りでなるべく安価、かつ強度もある程度高いスライドレールを探していたところ最適なものがありました。
非常に滑らかで強度もあり、いい選択をしたと思っていますが、購入した3セット中1セット初期不良がありました。
類似製品と比べてかなり安価なので仕方がないかなと思っています。
使えないレベルではなかったのでそのまま使用しています。
不良のなかった2セットについてはとてもいいので、総合的には買いだと思っています。
※同じ商品がなくなってしまったので似たような商品を紹介しています。
補強用金具
木材の強度が少し弱いので、ビスだけだとかなりグラグラしてしまいます。
そのため、固定用の金具も購入しました。
何と言っても大きさが大きさなので、400mmくらいのL字のアングルを購入して使用しました。
劇的改善とはなりませんでしたが、ある程度強度は向上したと思います。
取手
引き出し用の取手になります。
ホームセンターに行けば多種多様の取手が販売されているので、お好みのものを選べば大丈夫です!
たくさん欲しい場合はネットで探すと10個入などが販売されています。
筆者はあまりこだわりもないのでネットで大量購入しています。
鬼目ナット(15mm、M6)とボルト(20mm、M6)
こちらは上部のパーツと下部パーツとを結合固定するために使用します。
筆者は手持ちの15mmの鬼目ナットを使用しましたが、できれば合板の厚みに合わせて購入したほうがいいと思います。
合板が11mmなので15mmだと4mmはみ出してしまうことになります。
ちなみに筆者はグラインダーで4mm削ることで対応しました。。。
最初から短いものを用意することをおすすめします!
ビス
最後にビスになります。
詳細なサイズや数までは数えていないので、お伝えできませんが、合板が薄いため、ビスも細いものを使用しました。
他にも補強用金具を固定するビスやスライドレール固定用のビスなど必要に応じて用意する必要があります。
ビスはいくつあっても困らないので、筆者は必要なサイズがわかった際に多めに購入するようにしています。
切り出した木材
4枚の合板を上記の画像のように切り出しました。
洗濯機横の微妙なスペースにすっぽり入るようなサイズ感になっているため、細かいサイズになっています。
このようにどのように切り出すかを事前に決めておくと材料を無駄なく購入することができます。
なんとなくで購入すると過不足が発生し、結果的に無駄が出てしまうので、できればどのように切り出すかも考えてから木材の購入をしたほうが効率的です。
製作
ここからは製作に入ります。
大きく分けて3回設計が変更になりましたので、それぞれ説明していこうと思います。
設計通りに作成?
最初はもちろん設計通りに製作を開始しました。
製作途中の写真が少ないので、なんとかある分だけで説明します。
上記の画像は上部の棚を作っているところです。
基本的にはクランプを用いて固定し、下穴をしっかり開けて、ビスで固定するといった手順で組んでいます。
正確にカットさえ出来ていればそんなに難しくはないと思います。
注意する点としては、スライドレールを取り付けるところですね。
箱を組んでしまうと取り付ける難易度が跳ね上がるので、事前にスライドレールを取り付けてから組むようにしましょう。
ちなみにスライドレールに取り付ける引き出し部分は組んでからで大丈夫です。
下部は画像のように空洞となりました。
ここが1つ目の設計変更になります。
本来は大きな引き出しの予定でしたが、ここに洗濯かごを設置したいとのことで、空洞になりました。
かなりスリムな洗濯かごしか入りそうにないですが、探したらありそうでした。
上部については1つの大きな引き出しを設置しています。
引き出しの両サイドの壁はまだ取り付けていませんが、大まかに完成しました。
そしてこの状態を依頼者に見せて確認しました。
すると…
2回目の設計変更
大きな引き出し1つだけだと使いづらいとのことで、2つに分けることになりました。
取り急ぎ画像のように作り直し、2段にしました。
この状態でまた依頼者に確認をしてもらったのですが、イメージよりもまだ少し引き出しの高さが高いとのことで再び修正が必要となりました。
正直、筆者としてもこのまま納品していたら使いづらかっただろうなと今になって思うので、依頼者の人には頭が上がりません^^;
3回目の設計変更
最終的には上記の画像のようになりました。
2段だった引き出しを3段に変更しています。
1段の高さも使いやすい高さとなり、下2つと最上部の引き出しで両サイドの壁の種類を変更しています。
下2段はインナー類を入れて、上部には備品類を入れるといったように使い分けができるようになっています。
ここまででやっと完成になりました!
依頼者の家に設置したのは別の人が担当したため、設置後の写真は現状ではないです…すみません…
また、撮影する機会があれば、アップしようと思います!
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まとめ
設計編は内容が薄かったのですが、今回は少し長くなってしまいました。
ここまでお付き合いいただいた方ありがとうございます!
最後に少しだけお話します。
なんでもそうかもしれませんが、ものづくりはそれを使う人としっかり話し合って進めることが大切だと改めて学びました。
今回はいろいろとアイデアを出してくださる依頼者だったので良かったですが、最初の設計のまま納品していたら満足できる棚とは言えなかったと思います。
やはり一人で作り上げるよりも何人かで案出しをしながら勧めていくことが重要だと感じました。
この棚作りは本当にいい勉強になったと思います。
というところで今回の記事は以上になります!
今回のようなDIYの記事以外にもハイエースのカスタムについても配信しています。
もし良かったら他の記事も読んでみてください!