セラミックの包丁をお持ちの方で以下のような経験はないでしょうか。
経験
- 包丁を金属からセラミックに変えた!
- うおっ、めっちゃ切れる!
- 【数カ月後】切れ味落ちてきた…
- 砥石あるし研げば大丈夫!
- あれ…金属包丁のときは切れ味良くなったのにセラミックは全く良くならない…
こんな経験ありませんか?
経験者はご存知だと思いますが、
セラミック包丁は通常の砥石で研ぐことはできません。
筆者はこれに気づくまでにかなりかかりました。
というか何度も通常の砥石で研いで、切れ味が上がったように錯覚して使用していました^^;
ある意味幸せかもしれないですね笑
ということで今回はセラミック包丁はなぜ通常の砥石で研ぐことができないのか、
切れ味を向上させる方法はないのかについて解説します!
さらには本当に研ぐことができないのか検証まで行いましたので、ぜひ最後まで読んでもらえると嬉しいです!
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セラミック包丁とは
その名の通り刃の部分にセラミックを用いた包丁です。
金属と比べ、軽くてサビにくく、切れ味も良いことなどが特徴として挙げられます。
良い部分ばかりが目立ちますが、デメリットもあり、金属より硬いため柔軟性に乏しく、欠けやすいなどの欠点もあります。
冒頭でも説明しましたが、通常の砥石では研ぐことができないという点もデメリットの1つになります。
なぜセラミック包丁は研ぐことができないのか
答えは非常に簡単で、金属よりも硬いからになります。
金属用の砥石ではセラミックに負けてしまって、砥石側が削れていくだけといった感じになってしまいます。
硬いことで欠けやすいという悪い点もありますが、デメリットばかりではありません。
切れ味は金属よりも良く、かつ、なかなか切れ味も落ちていかないため、頻繁なメンテナンスは不要です。
良い点が異なるので、金属とセラミック両方用意するのもいいと思います。
セラミック包丁を研ぐ方法
通常の砥石では研ぐことができないというお話をしましたが、専用の砥石であれば研ぐことが可能です。
具体的にはダイヤモンドシャープナーと呼ばれる砥石であれば研ぐことができます。
切削能力が高いダイヤモンド砥粒を使用しているため、セラミック包丁でも研ぐことができます。
セラミック包丁はただでさえ欠けやすいので、研ぎ過ぎには注意が必要です。
刃が薄くなりすぎると簡単に欠けが発生するようになってしまいます。
必要以上に研がないようにしましょう。
実際に検証
通常の砥石でセラミック包丁を研ぐことができないのか、実際に検証してみました。
ものは試しというやつですね。
金属の包丁を研ぐ
画像ではわかりづらいですが、きれいに研ぐことができました。
近くで見ると刃の部分がピッカピカになっているのを見ることができます。
実際に玉ねぎなどを切ってみましたが、刃がスルスル入っていくようになりました。
今まで潰しながら切っているような感触でしたが、しっかりと刃が入っていく感触をこの包丁では久しぶりに感じました。
こちらは実際の研ぎ途中の画像になりますが、金属が削れていることがわかると思います。
え?どういうこと?と思われた方は次のセラミック包丁の章を読んでもらえるとよく分かると思います。
セラミック包丁を研ぐ
研ぎ途中の画像ですが、削れた砥石の粉しかないことがわかるでしょうか。
先ほどの金属の研ぎ途中の画像では、削れた金属の粉が紛れていたと思うのですが、セラミックは一切削れた形跡がなく、砥石だけ削れてしまった状態になります。
全く研ぐことができていない証拠ですね。
ちなみに刃の状態はこんな感じです。
ちょっと欠けてしまっている部分があり、少しでもマシになったら良いかなと思っていましたが、全く変わりませんでした\(^o^)/
残念です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
おさらいになりますが、セラミック包丁は一般的な砥石で研ぐことができないので注意が必要です。
研ぐためにはダイヤモンドシャープナーが必要になります。
実際にセラミック包丁研ぎに挑戦しましたが、通常の砥石では全く刃が立ちませんでした。。。
調べてから行ったのでわかってはいたのですが、なんとも残念な気持ちになったので、セラミック包丁を通常の砥石で研ぐことはやめましょう。
ということで今回は以上になります。
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良かったら他の記事も読んでみてください。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。