この記事は後編になります。
もしまだ前編を読んでいない方はぜひ前編から読んでいただけますと幸いです。
参考【多機能ベッド】ハイエースの車中泊用ベッドをアルミフレームで製作!(前編)最高のベッドで快適車中泊生活 - 第4話
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前編ではベッド製作の材料やコンセプトについて解説しました。
後編では実際のベッドの作り方を解説していこうと思います。
作りながら考えていたことや失敗談なども含めて解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
また、私はDIYを趣味として行なっており、家具作りのプロ等ではありませんので、至らない点も多いかと思います。
暖かく見守っていただけると助かります^^;
骨組み(フレーム)の組み立て
最初はアルミフレームの組み立てから始めます。
(厳密には材料の調達が最初です)
規格が決まっており、ボルトのサイズはM6となっています。なので、組み立てが難しいということはないのですが…
とてつもなく時間がかかる💦
本当に時間がかかりました。
3つ椅子を作りそれを縦に並べることでベッドになるような設計を考えいたのですが、
四角形の骨組みを組み立てるだけで1つ20分とかかかりました…
木材だと罫書きや切断の時間もかかるので、それと比べたら時間はかかっていないと思いますが、切断済みの木材を組み立てるよりはだいぶ時間がかかったと思います。
ひとまずこの状態で縦に並べてみました。
良い感じ
これで長さが、
(600x2)+450+(30x6)=1830mm
になります。
私の身長が170cm程度なので、十分なサイズ感のベッドとなります。
ちなみに3つのブロックに分けたことで、前編のコンセプトの部分に書いた簡単に移動ができるとレイアウトを工夫できるのコンセプトに沿った形になっています。
1つ1つの重量が小さくなり、かつ、一人でも持ちやすくなっているので、簡単に移動ができます。
レイアウトについては、3つのブロックの配置を変えることでL字にできたり、それぞれを独立して配置することも可能になっています。
実際に使ってみて、取出しやすいのは非常に便利に感じています。
レイアウトの工夫はあまり活用できていませんが、取出しは何度か行っていて、もちろん簡単に取り出せますし、なおかつ、重ねて置いておくことができるので、場所も意外と取らないというメリットが後から発覚しました。
コンセプトの説明はこの辺りにして、次は足の部分を取り付けていきます。
足も今までと同じように組み立てていくだけになります。
そんなに難しくはないのですが、失敗談として、一度組んだものを解体する必要がありました。
というのもボルトを固定するためのナットはあらかじめレールにセットしておく必要があるのですが、それを失念していたため、
解体→ナットをセット→再度組み立て→足を固定
といった感じで無駄な工程を3つも挟むハメになってしまいました。
ナットはあらかじめセットしておくことをおすすめします。
足を組んだら一度車に乗せて確認してみます。
乗せてみると一目瞭然なのですが、タイヤの部分に足がつっかえてしまって、壁ギリギリにベッドをセットすることができません。
なので、足の位置を調整する必要があります。
あまり足が内側に来るとバランスが悪くなってしまうので、なるべくギリギリの位置に持ってくるようにしましょう。
調整後を見ていただけるとどの程度調整したかがよくわかると思います。
リアヒーターがあるので壁ギリギリとまではいきませんでしたが…
隙間が少し開いてしまってもそこを収納と割り切れば、完璧に壁ギリギリにならなくても大丈夫だと思います。
壁ギリギリに配置するメリットとしては、ベッドを置いていない側の空間が広く確保できるといったぐらいなので、気にならない方は調整不要かもしれません。
ここまでで骨組みの組み立ては完了になります。
天板・クッションの取り付け
続いて天板の取り付け作業を行います。
前編で解説した通り、この部分は木材を使用しました。蓋のように開閉式にすることで、ベッド下へのアクセスしやすさを確保しています。
なので、大小二つの材を用意している形となります。
お気づきの方もいるかもしれませんが、このままでは材を固定することができません。
また、ボルト部分が出っ張っているので、段差もあります。
それをどう解決するのか…
秘密兵器を投入します!
ということで以下の画像をご覧ください。
既製品の金具と同じようにボルトで固定できる段差解消用のグッズを自作しました。
これを天板につけることで、ボルトでできた段差をなくすことができるのと同時に、木材なので、ビスを打つことができるようになります。
なので…
このように天板を直接ビス留めすることができるようになります!
この秘密兵器を思いついた時は我ながら感動しました。
しかも余った材で簡単に作ることができるので、手間もそこまでかかりません。
最強の秘密兵器です。
ということで天板は秘密兵器を用いてビス留めしました。
開閉式にするために、名称不明の金具とビスを使って開閉機構を自作しました。
蝶番ではなく、このような仕組みにしたのにもちゃんと理由があります。(2つ)
1つ目は天板の上にクッションを固定するので、蝶番では開閉できなくなってしまうからです。
2つ目は今後背もたれを作ることになった際に、背もたれを配置したまま、開閉ができるようにしたかったからです。
全ての面を開閉できるようにすれば1つ目の問題点は解消し、蝶番での対応も可能でしたが、2つ目の問題点があったので、このような仕組みにせざるを得なかったという感じです。
自作なので不安がありましたが、思ったよりは良い感じに開閉できるので、もし上記のような問題点に悩まされている方は一度検討してみてください。
クッションは適切なサイズにカットし、タッカーを使って固定しました。
画像は黒い布で固定していますが、これはあまり良い感じではなかったので、最終的にはブルーの布団カバーになりました。
この頃はこれで良いと思っていたのですが、レザーっぽい素材も探すと普通に売られているので、そちらに換装しようか悩み中です。
クッションを固定するときのコツは少し引っ張ってテンションをかけながらタッカーで留めていくとかなり綺麗に固定することができます。
ここまで来たらもう一踏ん張りです!
クッションの固定まで完了したら、車に設置、そして寝る!
そこまで行って完成です!
クッションは元々使っていたものを使用しているのでかなり快適です。
サイズも一人で寝るには十分で、今までレガシィの狭い車内で寝ていたことを考えると超快適になっていると思います。
ベッド下の収納へのアクセスも蓋を開けることで上部から可能になっています。
側面を覆った際にはかなり活躍すると思います。
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まとめ
こんな感じでベッドの製作を行ないました。
詳しく解説したつもりですが、何かわからないことなどあればご質問いただければ回答します!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
少しでも参考になっていると幸いです。
今回の記事以外にもキャンピングカー製作の過程や知識、実体験などの記事をたくさん作成していく予定です。
もし良かったら他の記事も見てみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!