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【簡単強固】車中泊用ベッドDIYはアルミフレームで決まり! - 改

アルミフレームベッド

車中泊用のベッドを作ろうと考えている人の中には以下のような疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。

はてな

  • やっぱりDIY初心者では難しい?
  • 簡単に作る方法はある?
  • 材料をどうするか悩んでいる
  • イレクターパイプってどうなの?

車中泊用ベッドはもちろん簡単に作ることはできません。

でも、少しでも簡単にする方法はあります!

鍵になるのが材料選びです。

まず初めに思い浮かぶのは木材だと思います。

木材は安価で加工が簡単で、強度もそれなりにあるDIYに最適な材料なので一見デメリットが無いように感じるかも知れません。

ただし、初心者にとって大きな落とし穴があります。

 

それは、加工です!

今回は加工の中でも切断のお話になりますが、慣れていないと切断した材の長さがバラバラになってしまうケースがあります。

天板であれば多少のズレは問題ないと思いますが、ベッドの足の部分がズレてしまった場合はどうでしょうか?

ベットで寝返りを打つたびにガタガタしてしまいますよね…

こうなってしまうと調整が必要になるため、初心者にとってはハードルが少し高いです。

また、強度も多少はあるといっても人の体重を支えるためにはそれなりに太くて重たい木材を選択する必要があります。

そうなると十分な収納スペースの確保が難しくなります。

このような理由から木材でのベッド製作は加工や強度の担保に慣れている方以外にはなかなかおすすめしづらいです。

ちなみにどうしても木材で作成したい場合は、ホームセンターなどでカットをお願いすると良いと思います。

 

ということでここからが本題になります。

筆者はアルミフレームを使用してベッドフレームを作成しました。(天板には木材を使用しています。)

なぜアルミフレームを選択したのか、作って使ってみてどこに不満を感じたのかなどを作成したベッドフレームを紹介しながら解説していこうと思います。

ちなみに今回の記事では作成したアルミフレームベッドの改良にも触れています。

改良する前の初めて作ったベッドフレームは以下記事で紹介していますので、良かったら先に読んでみてください。

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ベッドフレームの材料

ベースの材料一覧

DIYで気軽に選択ができる材料は以下の4つほどあると考えています。

  • 木材
  • イレクターパイプ
  • アルミフレーム
  • プラスチック

もちろん他にも材料はたくさんありますが、加工が難しかったり価格が高かったりと簡単には手が出しづらいものもあるため、割愛します。

上記4つのなかでプラスチックに関しては強度的に少し難があるため、プラスチックを除外してそれぞれの材の特徴などを解説します。

ちなみにプラスチックを除いた3つの材はどれを選択してもベッド製作を行うことは可能です。

筆者はアルミフレームを選択しましたが、それぞれの特徴を理解して、ご自身にあった材を選択していただければと思います。

 

木材

木材の例

木材は冒頭で説明した通り、簡単に加工ができる反面、精度を出すのが難しかったり強度を担保しようとすると必然的に重量が重たくなったりするデメリットがあります。

ただし、DIYの材料としては最もメジャーと言っても過言ではなく、価格も安価なため、ベッドのフレームとして選択しても問題ありません。

カット後の長さの調整やどうしても木材は少しずつ歪んだりしますので、定期的なメンテナンスも必要になります。



 

イレクターパイプ

パイプカッターの例

イレクターパイプとはステンレスのパイプにプラスチックを皮膜したものになります。

丈夫で軽量、さらに錆びにくいという特徴があります。

さらにジョイントが豊富に販売されているため、大きな加工をすることなくDIYをすることができる材になります。

カットについてもパイプカッターを用意するだけで簡単に行うことが可能です。

ベッドの足にする場合の精度についても長さのバリエーションが豊富なため、既製品で販売されている長さを選択することで問題なく使用ができます。

ここまで読んでいるとイレクターパイプがベッド製作の材料として最適に感じますよね。

ただし、注意点があります。

それは、思ったより強度がないになります。

しっかりと筋交いなどを入れて強度を高めないと意外とグラグラしてしまいます。

ちゃんと強度も考えて作ることができればこの材料を選択しても問題ありません。

また、作ってみて強度が足りなければ筋交いを追加するなどの方法でもいいと思います。



 

アルミフレーム

アルミフレームの例

筆者はこちらの材を選択しました。

木材、イレクターパイプと比べて少し高価になりますが、イレクターパイプ並みに細くて、木材を超える強度があります。

さらに長さのバリエーションも豊富なため、足として使用してもガタガタしてしまうといったことがありません。

イレクターパイプと同様にジョイントも多数販売されているため、ほとんど加工を伴うことなく作成することが可能です。

ちなみに筆者はアルミフレームの切断は一切行うことなくベッドを作成しました。

イレクターパイプとは異なり、ちゃんとした筋交いを入れなくてもグラグラすることもありませんでした。

ただし、気になる点もありました。

それは思ったよりも重たいです。

もっと軽いと思っていたんですけどね…

おそらく強度がある分、密度が高くて意外と重たいです。

とはいえ木材と比べて場所は取らないので、収納スペースを広く取ることが可能です。

筆者としては一番オススメできる材料であると思っています。

 

作成し、使ってみた感想

完成したアルミフレームベッド

ここからはアルミフレームで作成したベッドを2年間常設して使用した感想を解説しようと思います。

良い点もあれば当然悪い点もありますので、それらを包み隠さず解説しますので、参考にしてもらえると嬉しいです。

 

良い点

良い点としては以下の3つがあります。

  • 下部の収納が便利
  • 移動が簡単
  • 全くグラつかず安定している

それぞれ解説していきますね。

 

下部の収納が便利

ベッドの下部収納

細くても強度がしっかりと担保されているため、ベッド下の収納スペースをかなり広く確保することができています。

このスペースに別途スライドレールを取り付けたことにより、更に荷物の出し入れが簡単になり、スペースの有効活用ができています。

材料を何を選択したかに関わらず、スライドレールは本当に便利なので、取り付けることをおすすめします!

もし良かったら以下の記事で紹介していますので、参考にしてみてください。

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移動が簡単

ベッドの一部

1つ大きなベッドを作成したのではなく、3つの椅子を縦に並べることでベッドとして使用ができるような感じにしています。

そのため、移動が簡単ですし、車内での配置を工夫することでL字の椅子にしたりすることが可能です。

もちろん普段はベッドとして使用しない場合、一部のみを下ろしておくといった運用も可能になります。

3つに分かれているため1つ1つの重さはそこまでではなくて持ち運びもしやすくなります。

これは木材を使用して作成した場合だとなかなか難しい活用方法になると思います。

木材の場合は強度を得るために大きな材を使用することになるので3つに分けてしまうと、収納スペースを確保するのが更に難しくなってしまうからですね。

イレクターパイプであれば同様のことができるかもしれません。

 

全くグラつかず安定している

ベッドの耐荷重

しっかりとした筋交いなどは入れていませんが、全くグラつかず安定しています。

何度かこのベッドで寝ていますが、非常に快適でぐっすりと睡眠を取ることができています。

もちろん足の長さの精度が高いため、ガタガタすることはありません。

3つあるパーツの1つだけでも全体重を支えることができるため、安定感は抜群です。

アルミフレームならではの強度で非常に満足しています。

 

悪い点

さて、ここまで良い点ばかり語ってしまっているので、悪い点もお話します。

特に気になったのは以下の2点になります。

  • 椅子の高さ
  • 意外と重たい

それぞれ解説していきます。

 

椅子の高さ

ベッドの高さ

足の部分になりますが、長さのバリエーションが豊富とは言ったものの選べる選択肢には限りがあります。

そのため、作成したベッドに座るとギリギリ頭が天井に擦るくらいの高さになってしまっています。

ギリギリ許容できるくらいの範囲だったため2年間使っていましたが、大きな改善ポイントに感じていました。

ただし、単純に同じ材料を使用して高さを下げてしまうと下部の収納スペースが減ってしまうため、なかなか難儀な課題となっていました。

 

意外と重たい

アルミフレーム

先ほども少し触れましたが、アルミフレームは意外と重たいです。

思っていた重量の倍くらい重たいので、初めて届いたときは衝撃でした。

もちろんそれを組み合わせて作るので、3つに分けたと言ってもまだまだ重たく、持ち運びは結構大変です。

1つの大きなベッドを移動するよりは簡単だとは思いますが…

 

この2つのデメリットですが、改善することで幾分かマシになりましたので、次はその改善方法を解説します。

 

改善点

アルミフレームからL字アングルへ

DIYの良いところとしては不満に感じたら改善することができるというところですよね。

ご自身で作成していれば作りも熟知していると思いますし、自分の使いやすいように完全することが可能です。

今回は2つのポイントを改善しました。

  • 椅子の高さと重量をダウン
  • 天板の仕組み変更

それぞれ紹介していきます。

 

椅子の高さと重量をダウン

ベッドの高さダウン

悪い点で上げた2つのポイントを同時に改善することができました。

単純に高さ変更をしただけでは下部の収納スペースが狭くなってしまうので、なかなか難儀だと説明したと思います。

最終的に筆者が出した結論としては一部の箇所においてアルミフレームを使用するのをやめました。

使用していて思っていたのですが、正直過剰なくらい強度がありました。

強度があるに越したことはないですが、少し強度を落としても問題ないくらいにカチカチだったので、一部アルミフレームだった部分をL字のアングルに変更しました。

この改善で約4〜5cmほど高さを抑えることができ、30x30x600のアルミフレームを6本取り外すことができましたので、重量もかなり抑えることができました。

結果的に持ち運びもしやすくなり、非常にいい改善となりました。

L字のアングルはグラインダーでカットしたり、穴を開ける必要があり、初心者には少しハードルが高いですが、技術が身についてから挑戦してみてもいいと思います。

 

天板の仕組み変更

天板をはめ込み式に変更

天板はベッドに固定された状態で、開くことができるような仕組みになっていたのですが、スライドレールを取り付けたことにより、この機能のメリットを教授できなくなってしまったため、仕組みを変更しました。

具体的にははめるだけの蓋のような形に変更しました。

こうすることで持ち運びがしやすくなりました。

デメリットとしてはものを出し入れする際に蓋を何処かに置いておかないといけなくなるくらいなので、筆者の使用方法ではあまり影響がありません。

 

このように一度作成したものでも改善することでより良くすることができるのがDIYのグッドポイントです。

既製品の購入と悩んでいる方はその点を踏まえて検討してみてください。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は車中泊用ベッド製作に使用する材料の説明と筆者が選んだ材と感想、更には改善方法についても解説しました。

筆者としてはアルミフレームを選択しましたが、木材もイレクターパイプも悪い材というわけではありません。

筆者に合わなかっただけになりますので、ご自身にどの材が合うか一度考えてみてください。

もしそれでも悩んでいる場合は、アルミフレームをおすすめします。

あまり馴染みのない材料になると思うので、一度使用しておくと今後のDIYでも選択肢に入ってきて幅が広がると思います。

万が一良いものができなかったとしても、DIYであれば改善することが可能です。

満足していない点を考えてみて、どうすれば改善できるか考えてみてください。

きっといい方法が見つかるはずです!

 

ということで今回は以上になります。

この記事以外でも車中泊用の家具製作やDIYについての記事を多数配信しています。

良かったら他の記事も読んでみてください。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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