皆さんはお車の盗難対策を行っていますか?
一時期に比べれば車の盗難件数は減少しているそうですが、まだまだ安心はできません。
手口も巧妙化しており、ちょっとやそっとの対策では気づいたら駐車場から大切なマイカーが姿を消しているなんてことも…
ハイエースも例外ではなく、なんと盗まれやすい車ランキングTOP10にランクインしてしまっているくらい盗まれやすい車です。
2021年の統計ではハイエースは6位で、上位3位は下記の車種となります。
- 1位:ランドクルーザー
- 2位:プリウス
- 3位:レクサス LX
ちなみにTOP10の全てがトヨタ車でした。
盗難された車の多くが海外に運ばれて使用されますが、海外では日本以上にトヨタ車が人気の国もあります。
需要の高いトヨタ車だからこそ盗難の件数も余暇メーカーに比べて圧倒的に多い状況となっています。
悲しいことにならないためにも、できる対策はしておくことをおすすめします!
今回は簡単に対策できるものからちょっと大変な方法まで幅広くご紹介しますので、ご自身のお財布や状況と相談して検討してみてください。
紹介する盗難対策グッズの一覧については目次をご覧ください。
お手軽対策グッズ
この章では価格が安価、かつ、着脱や設置が素人でも簡単にできる対策グッズを紹介します。
お手軽な分、効果も絶大というわけではないですが、複数のグッズを組み合わせることで効果を高めることも可能ですし、複数導入のハードルも低いと思います。
ぜひ検討してみてください!
ハンドルロック
盗難防止グッズで真っ先に頭に浮かぶのではないでしょうか。
まさに王道中の王道ですね。
このグッズの一番いいところとしては外から見て盗難対策していることがすぐに分かるという点です。
犯人側に立って考えてみてください。
対策してある車としていない車どちらを狙いますか?
もちろん対策していない車を狙うと思います。
要は抑止力としての効果も期待ができるということです。
ハンドルロックを鍵なしで外すためには、専用の道具が必要で時間もかかるため、盗むことを諦めてもらえる可能性が高くなります。
もちろん物理的なガード力も高く、もしエンジンをかけられたとしてもハンドル操作ができない車を盗むことは容易ではありません。
このように良い点もたくさんあるのですが、悪い点も存在します。
それは、外した際の置き場所に困るという点です。
そこまで大きなものではありませんが、意外とかさばります^^;
家族が多かったり、友達をよく乗せる方は注意が必要かもしれません。
ブレーキ(クラッチ)ロック
ハンドルロックがハンドルを固定するのに対し、こちらのグッズではブレーキ(クラッチ)を踏めなくします。
ブレーキ(クラッチ)の操作ができないと運転はできないですよね。
このように物理的に運転をできなくするためのグッズになります。
ただ、ハンドルロックと比べて外から見えづらいので抑止力的な力は弱くなります。
また、置き場所も多少困ります。
どちらかだけを購入するという場合はハンドルロックを購入することをおすすめします。
カーセキュリティーもどき
駐車監視中…のように見せかけるための道具になります。
太陽光で充電をし、LEDを光らせることでセキュリティをかけているように見せられます。
ただ光っているだけなので物理的に車を動かせなくする力は全くありませんし、音で知らせたりという機能もありません。
製品によっては衝撃検知でLEDの色や点滅パターンが変わるといった機能もあるようです。
基本的には抑止力としての力のみのグッズですね。
電波遮断ケース
スマートキーを使用している車のためのグッズになります。
車の鍵から発せられている電波を増幅してエンジンをかける、リレーアタックと呼ばれる盗難の手口があります。
特に家の中でも車に近い場所に鍵を置いている方は注意が必要です。
その微弱な電波を遮断するために電波遮断ケースというグッズが有効です。
リレーアタックができなくなるため、物理的に盗難を防止することが可能です。
センサーライト
人が目の前を通ったときに反応してライトが点くというグッズになります。
急に明かりで照らされることになるので、窃盗犯は驚きますし、目立つので盗むのを諦めてくれる可能性があります。
太陽光で充電してくれるタイプのセンサーライトであれば、電源も不要なので比較的場所を選ばず設置がしやすいと思います
可能であれば防犯カメラもセットで設置できると良いですが、センサーライトだけでも十分効果を発揮してくれます。
ちょっと大変な対策グッズ
続いては価格が少し高めであったり、着脱や設置が少し大変なグッズの紹介になります。
その分効果は高く、盗まれにくくはなります。
導入ハードルは少し高くなりますが、ぜひ一度検討してみてください!
駐車監視オプション付きドライブレコーダー
ドライブレコーダーは今や多くの車に普及していると思いますが、それに加えて駐車監視オプションというものがあります。
駐車中もドライブレコーダーが稼働しており、衝撃やおかしい動作を感知した際にカメラを使って記録を行う仕組みです。
カメラが稼働していることがわかるようにLEDが点灯したりしますので、抑止力的な効果も発揮します。
非常に良いグッズに思えますが、もちろんデメリットも存在します。
まず、価格が通常のドライブレコーダーと比べて高価になるということです。
もう一点が車が停止している間も電力を使用しますので、バッテリーあがりがしやすくなります。
通勤などで頻繁に使用している方は問題ないと思いますが、週末に少ししか乗らない方はバッテリーが足りずに録画できていなかったなんてことも発生します。
設置にはご自身の車の使用スタイルも考慮する必要があります。
タイヤロック
ハンドルロックなどと同様に物理的に車を動かせなくする、かつ、外からもよく見えるので抑止力としての効果も絶大です。
仕組みとしてはタイヤを固定することにより、車の発進を困難にするというものです。
価格もそこまで高くなく、取り付けも簡単ではあるのですが、大きなデメリットが存在します。
それは、もし取り外すのを忘れた場合、大変なことになるということです。
大切なお車のいろいろなところが傷つきます。
乗車してしまうと中からは見づらくなってしまうので、ついうっかり取り付けたまま発進してしまったなんてことが発生する可能性があります。
取り外すことを絶対に忘れないという方にはおすすめできます。
カーセキュリティー
お手軽の章で紹介した「もどき」ではなく、ちゃんとしたカーセキュリティーです。
しっかりとしたものだと業者に設置をお願いしなければならなかったり、価格が高いのがネックです。
とはいえ正しい手順で解錠しない限り、音や光で危険を知らせてくれるので最も盗難に気づきやすいグッズになります。
大きな音が鳴った時点で犯人も諦めてくれる可能性大です。
防犯カメラ
物理的に盗難を防止することはできませんが、抑止力として大きな力を発揮するグッズになります。
盗難をするような人は映像に残るということを極端に嫌います。
あとから足が付く原因にもなりますからね。
なので、カメラが設置してあることがわかるようにしておくだけで大きな抑止力としての効果があります。
ただ、設置が大変であったり、賃貸だと難しかったりと導入ハードルも少し高めです。
持ち家に住んでいる方は導入しやすいと思いますので、検討してみてください。
大変な対策グッズ
最後になかなか手を出しづらい価格帯であったり、設置の敷居が高いグッズを紹介します。
ひとまずは「へ〜、そんなのあるんだ」くらいで読んでもらえると良いと思います。
お手軽なグッズだけでは安心できない!という方は一度検討してみてください。
ブレーキペダルロック【ハイエース専用】
ハイエース 標準ボディ | ペダル【ビバリーオート】ハイエース 200系 1型~7型 標準ボディ ブレーキペダルロック シングルロックバージョン ダブルショックセンサー付
ハイエース専用にはなりますが、ブレーキペダルロックと呼ばれる製品も販売されています。
ブレーキロックと似たような対策ですが、かなり凝った仕様となっており、一度取り付けを行えばロックと解除を簡単に行うことができるようになります。
取り外すというよりはロックの解除になるため、置き場所に困ると言ったことも発生しません。
知識がないと取り付けるのが大変であったり、価格がかなり高価なのがデメリットです。
盗難防止の効果としてはかなり高いと思いますので、興味のある方はぜひ検討してみてください!
※標準ボディとワイドボディで製品が異なるようなのでご注意ください。
車両追跡サービス(GPS)
正直このサービスは盗まれにくくするわけではなく、盗まれたあとに迅速に車を取り戻すためのサービスになります。
具体的にはGPSを使用して車の位置を把握し、万が一盗まれた際にはそのGPS情報を用いて車の場所に急行してくれるようなサービスになります。
盗まれた車が解体され、海外に持ち運ばれるまでには若干の猶予があるため、急いで回収しに行くことで車を取り返すことが可能です。
欠点としては買い切りではなく月額の費用がかかる点になります。
1回の料金はそこまで高くなくても継続的に契約をしているとかなりの金額になります。
それでも悲しい思いをするよりは良いと考えられる方は検討ができると思います。
セコムなどがサービスを提供しているようです。
https://www.855756.com/service/
車庫(ガレージ)を用意する
もはやグッズではないですが、シャッターを下ろして格納できるような車庫を用意することも対策の1つになります。
車が完全に隠れるので、狙われる危険性が低くなりますし、ガレージの鍵を開けないことには盗めないため、犯人としては二度手間になります。
そんな大変なことをするくらいであれば、もっと簡単に盗める車を探したほうが早いため、大きな抑止力になります。
ただ、土地がないとできないことですし、価格も高価になるため、導入ハードルはかなり高いです。
設置ができるのであれば非常に効果の高い防犯対策になると思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回紹介したグッズを使用しているからといって100%盗まれないということはありません。
あくまでも盗まれる可能性を低くするためのグッズになります。
なので、効果と導入/運用ハードルのバランスを見て本当に必要かどうか判断することが大切です。
高価なものが必ずしも良いとは限らず、安価なグッズでも複数組み合わせることで効果が上がります。
筆者も複数のグッズを組み合わせており、具体的には以下を使用しています。
- ハンドルロック
- クラッチロック
- センサーライト
- 防犯カメラ
これらは対策してあることが外から見てわかるようなグッズばかりになります。
「あ、この車対策されているな」と犯人に思わせることが大切になりますので、盗む側の気持ちになってみて対策を考えてみましょう。
全ての対策グッズを使用する必要はありませんので、ご自身のできる範囲で対策を検討してもらえると良いと思います。
ということで今回は以上になります。
この記事以外にもハイエースのことやDIYについて様々な記事を配信しています。
良かったら他の記事も読んでみてください!
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。